令和元年10月22日には「即位礼正殿の儀」が行われ
新天皇陛下のご即位をお祝いする祝日となっております。
その後、11月14日夕方から翌日未明にかけては
天皇陛下が一代でただ一度だけ臨む大嘗祭が古式ゆかしく行われます。
その大嘗祭に、村上の名産「塩引き鮭」が
新潟県の推薦を受け、庭積の机代物(にわづみのつくえしろもの)として
供納されることになりました。
供納するための塩引き鮭は
10月16日に村上鮭加工業組合7社9名が参加し
丹精込めて共同製作させていただきました。
この日は、毎年鮭漁のシーズンが最盛期となる時期に
鮭の恵みに感謝して行われる「鮭魂祭」の日で
村上市の羽黒神社にてご神事が行われた後
大嘗祭に塩引き鮭が供納されることが報告されました。
塩引き鮭は3尾供納されますが
この日の朝に三面川の下流で捕れた雄鮭5尾を
予備も含めて加工し、出来上がりの良いものを選んで
11月12日に宮内庁へ持参されます。
越後村上うおやからも社長と工場長が参加させていただき
工場長は鮭をさばく工程の共同作業に
社長は塩を引く工程の共同作業に携わらせていただきました。
平安時代には、遠く京都の王侯貴族に献上されていたという村上の鮭
長きにわたる村上伝統の鮭文化の担い手であることを
あらためて実感いたしております。
令和の時代にもたくさんのお客様に愛される
“村上の塩引き鮭”をお届けしてまいりたいと存じます。